【頻回授乳】のやり方やその必要性について。理想の授乳時間とは?

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1人目みいちゃんを出産して試行錯誤しながら母乳育児をしていた時に、あまり母乳育児について勉強しておらず
たくさんの失敗がありました。

一番の失敗といえるものが、授乳間隔。

赤ちゃんが泣いたら授乳する、オムツを替えるというのが基本ですが、1人目みいちゃんのときによく赤ちゃんが眠っていて4時間ほど放置状態なんてことがしょっちゅうあったり、
外出する用事があると赤ちゃんを義実家に預けて長い時間出かけたりなんてことも結構あったり‥
と、完母にも関わらず わりと赤ちゃんに授乳する回数が少なかったように思います。

そんな生活を続けていたある日、あれは5か月の頃でした。

朝起きると体がとてもだるく、”あれ?どうしたのかな?風邪でも引いたかな?”と思いながら
トイレに行くと月経になっていました。

「産後に月経が再開するのは約1年後くらい」というようなことを友達に聞いていたので、とてもびっくりしました。

それと同時に授乳時に母乳量が激減しているような感じがして(赤ちゃんに母乳をあげているときにゴクゴク飲んでいる音がしない)、
もう何がなんだか分からず焦ってネットで授乳中の月経について調べました。

すると、授乳中はプロラクチンやオキシトシンという母乳を作るホルモンが分泌されているため、これらのホルモンの作用で排卵がストップして月経が起こらない仕組みになっているそうですが、授乳と授乳の間の時間が長く空いてしまったり、毎回の授乳時間が短かったりすると
そのホルモンの分泌量が減って排卵が起こり、月経になるというということが分かってきました。

私は焦りました。授乳時間と間隔がそんなに大事だったとは‥。

その後、母乳量を復活させれたのですが(別の記事で書きます)、どれくらいの授乳時間、間隔が赤ちゃん・自分にとっても良いものか考えてみました。

 

理想の授乳時間と間隔とは?

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新生児期の赤ちゃんは、赤ちゃんによって元気いっぱいに泣く子もいれば、おとなしい子、少しの量を飲むと眠っていく子、何回でも飲む子‥と色々個性がありますが、まだ生まれたばかりの赤ちゃんは”泣いたらおっぱい”を合言葉に頑張ります。

2人目けいくん、3人目きいちゃんのときに感じましたが、赤ちゃんって実はオムツが塗れて泣いてることって少ない気がしませんか?
さすがにうんちをすると泣きますが(おしっこ、うんちが出そうな時も泣きますよね)、

”赤ちゃんが泣く→抱いて母乳をあげる→そのまま寝ていく”というパターンが多かったのを見て赤ちゃんってオムツの気持ち悪さを訴えていることは、思うより少ない??と感じました。

赤ちゃんが泣けば前回の授乳から30分後でも、1時間後でも母乳はあげればあげるほど、その刺激でまた作られるのでどんどん母乳量が増えます。

赤ちゃんが寝ているときでもなるべく3時間以上は空けない方が良いです。

というのも、先ほど書いた授乳によって分泌されるホルモンは授乳間隔が3時間を超えると、その度に分泌量が減り、そのうちどんどん母乳の出が悪くなってきます。

では、1回にかける授乳時間はどれくらいが良いかというと‥産院でも指導があったと思いますが、”片乳5分×4回”いわゆる両乳10分を2往復する。

理想は”片乳7分×4回”で、この分数で授乳するとたくさん授乳に必要なホルモンが出て、赤ちゃんはたくさん母乳飲めます!

でも体重が4,000グラムに満たない時期は赤ちゃんにスタミナがなく、この分数を授乳しようにも飲んでいる途中で力尽きて、片乳だけ残されて眠ってしまい母乳の後処理が大変になったりします。
(1人目がこのパターンの赤ちゃんで、当時初めて育児の私はとても悩んでいました。)

もしまだ哺乳力が弱い赤ちゃんなら最初は3分×4でも良いと思います。

やはり両乳を均等に飲んで欲しいので。

それから徐々に5分×4回に増やしていく‥といったかんじでお母さん自体もちょっとずつ慣らしていくと良いかもしれません。

どうしても片乳を残されてしまったときは、次の授乳時に残された方から飲ませられるようにそちら側の手首にヘアゴムを付けて忘れないように目印をしたものでした。

”泣く度、授乳(3時間以上は空けない)。一回につき5分×4回。”

これができたらとても理想的ですね。

興味深い3人の授乳と体重のデータ

生理中は母乳の出が悪くなる?【生理中の授乳】について解説 でもくわしく書いています。

このブログを書くにあたり、3人の母子手帳を見ていて興味深いなあと感じたデータがあります。
3人の授乳時間と授乳間隔と体重増加の推移についてのそれぞれの数字です。

~1人目 女の子 みいちゃん~

新生児期
○授乳時間→5分×3回(2往復目の途中で力尽きてしまう)
○授乳間隔→2時間くらい
○一回の授乳量→1往復で60~90ml(助産師さんによる母乳量測定の数字)

2~5か月頃
○授乳時間→5分×2回
○授乳間隔→3~4時間くらい
○一回の授乳量→100~150ml

出生時の体重→2756グラム
1か月後の体重→3530グラム(774グラム増加)
4か月後の体重→5956グラム(2426グラム増加)
10か月後の体重→7790グラム(1834グラム増加)

※乳児健診を受ける度、健康状態は良好で、発育状態も当時、標準内で問題ありませんでしたが少し小さめの体でした。

~二人目 男の子 けいくん~

新生児期
○授乳時間→5分×2回
○授乳間隔→1時間半
○一回の授乳量→1往復で90ml(助産師さんによる母乳量測定の数字)

2~5か月頃
○授乳時間→5分×2回
○授乳間隔→1時間半~2時間くらい
○一回の授乳量→測定していなので不明

出生時の体重→3336グラム
1か月後の体重→4624グラム(1288グラム増加)
4か月後の体重→8030グラム(3404グラム増加)
10か月後の体重→9420グラム(1390グラム増加)

※母乳をよく飲む子だったので、頻回授乳でどれくらい大きくなるのか自分の中で確証が欲しく頑張ってみました。
もちろん赤ちゃんの母乳を欲しがる気持ちを優先して授乳しました。

~3人目 女の子 きいちゃん~

新生児期
○授乳時間→5分×4回
○授乳間隔→1~2時間くらい
○一回の授乳量→測定していないので不明

2~5か月頃
○授乳時間→5分×4回
○授乳間隔→2~3時間くらい
○一回の授乳量→測定していないので不明。

出生時の体重→2866グラム
1か月後の体重→4140グラム(1274グラム増加)
4か月後の体重→7175グラム(3035グラム増加)
10か月後の体重→9160グラム(1985グラム増加)

※2人目けいくんのときほど頻回授乳はできませんでしたが、その分一回の授乳時間を長く取りました。

1歳過ぎてもクセになっており未だに5分×4回で授乳しています。

それと4か月健診終了後にRSウイルス(風邪菌の一種)感染で入院し、3週間ほど思うように授乳できなかったことがありました。

2人目けいくんと、3人目きいちゃんの10か月後の体重増加の数字を見てみると、
2人とも頻回授乳を頑張りましたが、どちらかと言うと、まめに飲んでいたけいくんより、けいくんほどまめにあげれなかったものの、授乳時間を長めにとったゆーちゃんの方が体重増加が大きいことに気が付きました。(微々たる差ですが 汗)

RSウイルス感染であまり母乳を飲めていなかった時期があるにも関わらず‥です。

1人目みいちゃんと下2人を比べるとやはり頻回授乳はちょこちょこ飲みでも大きくなります!

特に3か月頃までが本当に人生で一番体が大きくなり成長する時期です。

母乳をあげればあげるほど母乳もよく出るようになるし、一石二鳥ですね。

この時期をねらってお母さんの体力が許す限り、母乳育児を頑張っていきましょう!