赤ちゃんの哺乳ストライキは、
母乳育児をしていると一度は通る道かもしれません。
ある日、いつものように授乳しようとしたときに、
わんわん泣いておっぱいを拒否するほ乳ストライキ。
「えっ!?急に何事?」と驚いてしまいます。
せめて分かっていて心の準備ができたらいいのに、
あるとき何の前触れもなく急に拒否されるので
お母さんは困り果ててしまいます。
1人目みいちゃん育児中でも
急に母乳を飲まなくなってしまい、
何をしても頑なに飲んでくれなく
心配のあまり泣きながら「飲んで~」とお願いしたものでした。
あのとき、赤ちゃんはどういう気持ちなのでしょうか?
まだそんなに周りのことを分かってないように感じますが、
赤ちゃんって実はいろんなことが分かると言われています。
赤ちゃんから目線で色々考えていきたいと思います。
目次
ほ乳ストライキは急にやってきた
あれは1人目みいちゃんが生後7か月のある日のことでした。
夜の離乳食もほどほどに食べ、
いつものように足りない分を授乳をしようとしました。
みいちゃんを抱っこして
服をまくっておっぱいを出した瞬間、
「ギャーーーーーーー!!!!!」
急に顔を真っ赤にしてギャン泣き。
「えっ?」と思い、服を戻して、
あーちゃんを抱っこしてポンポンと落ち着かせてから
再度おっぱいを出すと‥
「ギャーーーーー!!!」
今度はすごい勢いで反り返って泣きました。
そのときは何がなんだか分からず
「今日はお腹いっぱいなのかな?」と思い、
とくに気にせずトントンして寝かせました。
その翌朝、昨夜のことを忘れ、
また授乳をしようとするとまた顔を真っ赤にして泣きます。
一切母乳を受け付けません。
でも離乳食は小食ながらも食べます。
さすがの私も胸の張りがパンパンを通りこし、
カチカチになり、久しぶりに搾乳をしました。
もしかすると体調が悪いのかな?
と、心配になり熱を測ってみましたが、
平熱だし、おしっこもちゃんと出ていました。
離乳食が終わるとまたご機嫌に遊びはじめます。
元気そうなので、しんどくて母乳を飲まないのではないことが分かりました。
赤ちゃん用のマグでお茶は
どうにか少量でしたが飲めたので、それをこまめに飲ませていました。
それから次の授乳のときもだめで、
しようがなく朝に搾った母乳をマグに入れて渡してみました。
すると‥飲みます!ちびちび飲んでくれます。
「おや!マグは飲むってことは、母乳の味は大丈夫なのか。。」
味が大丈夫なのにおっぱいはイヤってどういうこと!?
私はさらに分からなくなり、
一度いつも話を聞いてもらっている助産師さんに
相談してみることにしました。
そのときに言われたのが
・卒乳時期がきている可能性
・最近赤ちゃんに恐怖体験をさせなかったか?
・抱っこが気に入らない
・赤ちゃんの知能の発達
このようなことを尋ねられました。
ここからは、想像しながら読み進めて下さい!
ほ乳ストライキはなぜ起こるのか?
授乳中にびっくりさせるようなことは要注意
赤ちゃんは月齢とともに記憶力がついていきます。
その始まりが人見知り、場所見知りだったりしますが、
授乳のときにお母さんに抱っこされて母乳をもらい、
お母さんの顔を見て安心するというサイクルが
赤ちゃんの中でできています。
つまり授乳の雰囲気やお母さんの顔や表情、
心地よい安心感などすべてを記憶しているんですね。
そのときに気付いたのですが、
少し前からみいちゃんが授乳中に乳首を噛むことがあり悩んでいました。
ある知人に
「そういうのは噛んだときに”めっ!”て叱った方が良いよ!赤ちゃんに雰囲気でダメってことを伝えた方が良い。」
と言われ、乳首を噛んだときに軽く叱っていました。
そうか!みいちゃん叱られたとき、
普通の顔していたけど本当は怖かったのかな?
悪いことしたな‥。
と一番しっくりくる理由だと思い、反省しました。
おっぱい=叱られる・こわい
みいちゃんの頭の中で、↑こういう風に記憶されていたのかな?と。。
他にも授乳中にお母さんが大きい声を出したりするのも
赤ちゃんがびっくりしてしまい、
恐怖体験のようになってしまうそうで、
授乳中は本当に気を付けた方が良いです。
記憶できるようになったということは成長の証だし、複雑なところですよね‥。
卒乳の可能性について
赤ちゃんが離乳食も食べれるようになってきて、
月齢もそこそこ進んでいると”卒乳”の可能性があります。
・ご飯がおいしくて満足している
・おっぱいを飲むより遊びたい
・赤ちゃん扱いされたくない
赤ちゃん目線だと、こういうような気持ちでいる場合があるそうです。
”赤ちゃん扱いされたくない”って
まさか~と思う方もいるかもしれませんが、
これ本当にあります!
今まで3人育児して
横抱きだと泣くのに縦抱きだと泣かないとか、
腹ばいにしてあげないと怒るとか、
違う視界を楽しみたいなどの要望があったりするのを多々見てきました。
赤ちゃんは意外とプライドが高いのです。。
ある程度の月齢になっている場合、
卒乳も考えられるかもしれません。
みいちゃんの場合は生後7か月だったので、
まだもう少し卒乳は早いという判断になりました。
母乳の出や味は変わっていないか確認する
【母乳の出】が良くなる食べ物とは?でもご紹介していますが、
食事や授乳回数の減少などで母乳の出や質が悪くなることがあります。
先ほどお話した、みいちゃんが乳首を噛んでいたのは、
そもそも母乳の味が変わっていたのかもしれません。
恥ずかしいことに母乳育児でやってきたのに、
その時までさほど食事内容を気を付けたことがありませんでした。
(母乳の味が気になったときもありましたが、
みいちゃんが飲んでくれていたので、
なんとなく日々過ぎていきました。)
出産後間もなくはそこまで料理を作れる体力もなく
大した物を食べていませんでしたが、
そのあたりは育児にもぼちぼち慣れてきて、
自分の好きなメニューをじゃんじゃん食べていました。
母乳を搾ってなめてみて味に違和感を覚えた場合、
食事を見直した方が良いかもしれません。
また、赤ちゃんが何がイヤなのか
確認するために母乳を搾って、
マグで飲ませてみたり、
マグが難しい場合はスプーンで飲ませて様子を見るのも一つです。
もし飲むなら、もしかすると気分的なものかもしれませんし、
他の原因を考えてみましょう。
月齢が浅いとき
月齢が浅い場合は、生理的なことで泣いている可能性もあります。
・便秘やうんちがしたくてお腹の痛みで泣いている。
・混合育児をしている場合、乳頭混乱になっている。
・黄昏泣きをしている。(3~4か月頃に多い。夕方頃から泣く。)
乳頭混乱については別の記事でふれますが、
月齢が進めばすすむほど、
赤ちゃんも好みが出てくるので、
なおすのが大変になってきます。
ほ乳ストライキを起こしていて、月齢が浅い場合は
なるべく赤ちゃんが泣いてから授乳するのではなく、
機嫌が良いときをねらって授乳して欲しいです。
赤ちゃんの寝込みをねらう
ほ乳ストライキを起こしている時に、
一番効果的だったのが、
赤ちゃんがウトウトしているときや、
眠たそうにしているときなど寝込みをねらううのが良かったです。
赤ちゃんが何かしら母乳を飲まないとき、
そういうときは寝ぼけているときに授乳します。
これ、乳頭混乱のときも使えます。
すると、赤ちゃん寝ぼけているのでふつうに飲んでくれます。
私の場合、みいちゃんがほ乳ストライキ中は
なるべく眠いときをねらっていました。
授乳時間が空きすぎて母乳の出が悪くなるのが心配な場合は
夜中の寝ている赤ちゃんに授乳するのもアリだと思います。
まとめ
ほ乳ストライキは色々な原因が考えられるものの、
卒乳でなかったら、赤ちゃんはまたいつの間にか
普通におっぱいを飲んでくれるようになります。
急なことでびっくりするかもしれませんが、心配する必要はありません。
結局みいちゃんは1週間ほどで、
また何もなかったようにおっぱいを飲んでくれるようになりました。
そうなった時は赤ちゃんの気分がそうさせているかもしれませんし、
赤ちゃん目線でどうしてか考えられると良いなと思います。
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