母乳を【吐き戻す】赤ちゃんは病気?原因と予防法について

赤ちゃんのことで気がかりなことは日々たくさんあると思います。
お母さんの産後の体がつらいなか、育児は待ったなしで、毎日目が回りそうですよね。

私自身、赤ちゃんを3人生んで 育児を経験しているはずなのに、毎回同じことを悩んだり、同じ風に育てているのに新しい悩みが湧いてきたり、育児にパターンなんてないな。。と思う今日この頃です。

赤ちゃんがたくさん母乳を飲んでくれると、お母さんはそれだけでも安心するものですが、飲んだあとに吐き戻しをされると急なことで戸惑うことも多いのではないでしょうか?

上の2人はそこまで吐き戻しはしなかったのですが、3人目ゆーちゃんは、それはそれはよく吐く赤ちゃんでした。
授乳する度にかなりの頻度で、ものすごい勢いで吐き戻し(”滝のように吐く”という表現がぴったりくる)、吐き戻す赤ちゃんをあまり見たことなかった私は恐怖さえ覚えたものでした。

3人目だったので、たくさん赤ちゃんの服はありましたが、多い時は1日7~8回ほど吐き戻しで着替えるので、洗濯が追い付かなかったこともありました。

世間では赤ちゃんの吐き戻しについては、そこまで問題視されていないように思いますが、本当に大丈夫なのでしょうか?

今日は赤ちゃんの吐き戻しについてに触れていきたいと思います。

赤ちゃんはなぜ母乳やミルクを吐き戻すのか?

赤ちゃんの体はまだ未熟

生まれたばかりの赤ちゃんは抱っこすると、すっぽり腕の中におさまるくらいの大きさですが、私たちが思っている以上に、赤ちゃんの体は小さく、その機能は未熟です。

生まれて数日は、まだ泣く元気すらない赤ちゃんだっています。

生まれたばかりの赤ちゃんは胃がまっすぐな形で、とっくり状になっており、入り口が閉まっておらず、飲んだものはかんたんに逆流してしまうつくりになっています。

そして筋肉も未発達で、ちょっとした刺激で吐き戻してしまいます。

母乳を飲んで、体を平らなところに寝かされると吐いてしまったり、赤ちゃんにちょっと振動が加わったり、赤ちゃんをゲップさせようと肩にかついだ時に腹圧がかかったはずみで吐いてしまったりと、ちょっとした刺激でも構造上、吐き戻すことはにあります。

赤ちゃんの体はとてもデリケートです。

授乳すると胃に空気がたまる

月齢の浅い赤ちゃんはまだ飲むことに慣れておらず、授乳時に母乳やミルクと一緒にたくさん空気を飲み込んでしまっています。
その空気をゲップとして外に出すときに、そのはずみで吐き戻してしまうことがあります。

また、ゲップが出ているからと安心していても、まだお腹に空気が残っていたりして、赤ちゃんの機嫌が悪くなり「母乳が足りていないのでは?」と勘違いしてしまうお母さんもいます。

”赤ちゃんが泣く=授乳”は大事なことですが、まずゲップが十分に出ているか確認して欲しいと思います。

たくさん飲み過ぎている

母乳育児をしていると、赤ちゃんが飲んだ量が見えなく、色々な面で大変です。

赤ちゃんは生後しばらくの間は満腹中枢が未発達で、満腹感がありません。
もう少し月齢が進むと、お腹がいっぱいになると自分からおっぱいを離すようになるのですが、まだ母乳を飲み始めた赤ちゃんは与えられた分だけ飲んでしまいます。

まだ胃も小さいので、多かった分は吐き戻してしまいます。

赤ちゃんの吐き戻しはこういった内臓などの未発達によるもので起きていることが多いので、大丈夫であるケースがほとんどです。
生理的現象と言えるので、様子を見ることになるかと思います。

でも、中には注意が必要な場合もあります。

注意が必要な場合

熱があったり、下痢をしているとき

赤ちゃんはよく泣くし、機嫌が悪いことはしょっちゅうあるので、体調不良を見分けるのは難しいです。

ですが、しょっちゅう泣く、なかなか寝ない(逆によく寝る)など、いつもと少し様子が違うと感じたら 赤ちゃんの様子を観察して欲しいと思います。

熱があって吐き戻しをしているとき、風邪菌が原因である場合がありますし、下痢をともなっている場合はウイルス性の急性胃腸炎である可能性があります。

生後数か月の場合はいずれもすぐに病院受診となります。

3人目ゆーちゃんは生後4か月のとき、あまりに咳が出て、常に吐いていたため病院を受診したらRSウイルス(※)にかかっていることが分かり、即入院になったことがありました。

※RSウイルス‥風邪の一種。赤ちゃんがかかると呼吸が止まったり、重症化することが多い。

赤ちゃんの体調も確認ポイントです。

おう吐物が黄色や黄緑色の場合

赤ちゃんが吐き戻したとき、おう吐物が白色や透明、または白色と透明に分離しているものだった場合は、生理的なものなので そう気にしなくても良いことが多いです。

ですが、心配なのは黄色や黄緑色だった場合です。

幽門狭窄症(ゆうもんきょうさくしょう)や腸閉塞、髄膜炎(ずいまくえん)などの病気の可能性があります。
また先ほどお話した、急性胃腸炎であることもあります。

幽門狭窄症も腸閉塞も胃や腸の通りが悪くなってしまう病気です。
そのため、おう吐しやすくなってしまいます。

いずれも赤ちゃんが発症した場合には早期発見 治療が必要です。

病院を受診した際に、おう吐したときの様子が話せるように、回数、色、赤ちゃんの状態などを観察して下さい。

吐き戻しは防げるのか?

授乳後のゲップをしっかりさせる

なるべく赤ちゃんのゲップ時に縦の状態にすることが望ましいです。

産院でゲップの練習をするときに、赤ちゃんをお母さんの肩にかついで背中をトントンする姿勢が多いと思います。
まだ生まれたばかりでたくさん飲めない時はそのやり方も良いと思いますが、だんだん母乳を飲めるようになったときは注意が必要です。

肩にかついだ瞬間に腹圧がかかり、そのはずみで吐いてしまうことがあります。
ゲップをしながら吐いたりなど あります。
もちろん大丈夫な場合もあると思います。

私がよくやった方法は、自分の片方の太ももの上に、赤ちゃんと向かい合わせになるように、またがせるように座らせて、背中をスリスリトントンするというものでした。

また、ゲップが出にくい1人目あーちゃんのときは、横抱きのまま頭だけ少し高くして抱っこをし、直接 お腹をそうっと指でポンポンしたりもしました。

赤ちゃんは縦にして、振動があればゲップが出やすくなります。

ゲップが出足りない場合もあるので、たくさん飲めたな~と感じたら、なるべくしっかりゲップさせてあげたいものです。

赤ちゃんの頭の位置を高くする

ゲップが出ない場合は無理しなくて良いと思います。

そんな時はそのまま赤ちゃんをベッドに寝かすのではなく、授乳クッションやバスタオル、枕などで赤ちゃんの頭の位置を高くして寝かせると良いです。
少し高くするだけで飲んだ母乳やミルクの逆流防止になります。

たまに「腰がすわっていない赤ちゃんを座らせてはいけない。」とおっしゃる方がいますが、腰や首を支えた状態なら問題ありません。

実際に3人目ゆーちゃんを生んだ産院でも、赤ちゃんをバスタオルで巻き、授乳クッションを枕にして寝かせていました。

授乳時間を短くする

赤ちゃんが母乳を飲み過ぎているなら、授乳時間を短くして様子を見てみましょう。

【頻回授乳】の必要性について。理想の授乳時間とは
生理中は母乳の出が悪くなる?【授乳中の生理】について解説
でも書いていますが、赤ちゃんがたくさん母乳を飲めるように理想の授乳時間は5分×4回。目標は7分×4回。としていますが、吐き戻しが多い赤ちゃんは7分×2回でトライして様子を見てみて、それでも多そうな場合は5分×2回で試していただきたいと思います。

それで頻回授乳をして飲む量を補うというスタイルです。

今思い返すと、1人目あーちゃんと2人目こーちゃんがあまり吐き戻しがなかったのは、授乳時間が短かったからかもしれません。

赤ちゃんの成長にともない、自然と飲める量も増えていきますし、そのときの赤ちゃんにとって一番最適な授乳時間を見つけていただけたらと思います。

まとめ

赤ちゃんが常に吐き戻しているような場合、お母さんはとても心配になりますが、赤ちゃんの体重が順調に増えていればOKです。

3人目ゆーちゃんも飲む度に大量に吐いてしまい、せっかく母乳あげたのに‥とよく落ち込んでいました。
もしかして虚弱体質?とも心配しました。
でも吐いているのに、不思議と身長、体重ともにばっちり増えており、乳児健診でも”異常なし”と太鼓判を押されました。

そして1歳を過ぎたゆーちゃんは吐いていたときのことがうそのように、兄弟のなかで一番よく食べる子に成長しました。

なので吐き戻しもいっときのことだと思って、この時期を切り抜けていただきたいと思います。