前回の歯科医院での診察で
左前歯だけでなく犬歯も埋伏歯であることが分かり、
これから娘の上あごに急速拡大装置を取り付けて
あごを拡げる治療が行われることになりました。
娘は今まで2年強ほど
寝るときだけ床矯正を行っていたので、
矯正装置を入れること自体に抵抗はないようですが、
クラスの友人にも矯正装置を着けていて
しゃべりづらそうにしていたり、
給食を食べるのに時間がかかっている子がいて
そのあたりの心配があるようでした。
しかし、前回の診察から
少し長めに考える時間をいただいたので、
親子で矯正装置を装着後の生活をじっくり
シミュレーションすることができました。
そして、娘の心も決心が付いたようです。
いよいよ急速拡大装置を装着することになります。
今回は、以下のことをまとめました。
・ネジの回し方
・注意点について
まずは 上あごの型取りを行う
子どものあごの成長を考慮して、
顎の型取りと急速拡大装置の取り付けを
2日間連続して行います。
実は以前に
別の歯医者さんで床矯正治療を行っていたときに
装置を作ってから取り付けるまでに
日にちがあいてしまったら、
形が合わなくなってしまったことがあったので、
立て続けで行う理由がよく理解できました。
成長して口の中の形が変わることがあるんです。
今回、急速拡大装置の輪っかを
左右の第一乳臼歯と第二乳臼歯に
取り付けることになるので、
歯と歯の隙間を作るために、少しだけ削りました。
もちろんのこと、この4本の歯は乳歯なので、
これから抜けるので削っても心配いらないとのこと。
「汁ものが少し染みるかもしれません。」
と歯科衛生士さんに言われながら処置をしてもらいました。
そのあと娘は小学校へ登校していきました。
いよいよ明日の夕方に急速拡大装置をセットします!
ついに急速拡大装置をセットし、ネジの回し方を教わる
急速拡大装置が完成!まず慣らしながらトレーニングを教わる
小学校の授業が終わり、家族全員で歯科医院へ到着しました。
前日に型取りして作ってもらった
急速拡大装置が無事に出来上がっていました。
まず歯のクリーニングを行ってから、
口のなかで慣らすためにセメントをつけない状態で
装置を歯にはめてみます。
私たちはその間、待合室で待機していましたが、
前日に娘が「痛いかな~?ちょっと怖いな‥」と心配していたこともあり、
勝手にドキドキしていました^^;
歯科衛生士さんに呼ばれて、恐るおそる診察室に入る 私たち夫婦^^;
診察室に入り娘の顔を見ると、
ケロっとした表情で座り、
舌で口の中の装置を触っている様子でした。
泣いたり怖がったりすることもなくて、私たちは一安心しました。
娘が装置に慣れているうちに、
私たちはこれから娘が毎日行う
トレーニングのやり方について説明を受けました。
・姿勢のトレーニング
・鼻呼吸のトレーニング
・噛む力をつけるトレーニング
どのようなトレーニングなのかは、
また別の機会にお話したいと思います!
トレーニングの手順の
イラスト説明付きの冊子をいただいて、
それを見ながら一つずつ
歯科衛生士さんが実践してお手本を見せてくれます。
娘のためにここまでやっていただけて本当に感謝です(涙)
そしてトレーニングのやり方と、
毎日の記録簿の書き方を教えていただいたら、
急速拡大装置をセメントでくっつける時間になり、
私たちは一時退室しました。
ネジの回し方や注意点を教わる
ついに娘の上あごに急速拡大装置が接着されました。
やはり先ほどと同様に、そこまで違和感はないようです。
口を開けると、ネジの穴が見えています。
1日1回、手前から奥まで90度ネジを回します(1回転0.2ミリ)↓
ネジ回しには正回転と逆回転があり、
まず21日間は手前から奥に向かって回す
正回転を行っていきます。
回転させるのを忘れて
翌日にまとめて二度回転させたり、
一日に何度も回すのはNGだそうです。
歯が脱落する恐れがあるのだとか!
急速拡大装置のネジを回転させていくと、
しばらくして痛みを訴えたり
顔周りに変化が起きてくるそうです。
・鼻血や鼻水がでる
・眉間がむずかゆくなったり、鈍痛がある
・上前歯をさわると痛い
・乳歯が抜ける時期が早まる
これらはすべて好転反応ですので、心配いらないとのこと。
上あごを拡げることによって、
前歯と前歯の間が最大12ミリ広がることになるそうです。
その後は、およそ半年ほどそのまま装着し続けるか、
次の装置に移行することになります。
装置を入れたら、これから
さぞかし歯磨きが大変になるかと思いきや、
意外にもたんぱく質は唾液で洗浄されていくので
装置はそれほど磨かなくて良いそうです。
もちろんシュガーコントロールを行ってこそですが。
(※シュガーコントロール‥ジュース、飴、ソフトキャンディー等を摂らないようにすること)
それ以上に、念入りに歯磨きをしすぎて
歯肉を傷つけないように注意されました。
最近のコメント