母乳育児の中で、とても悩むのがこの”よく眠る赤ちゃん”についてです。
新生児は1日中、細切れ睡眠を繰り返す生き物なので、母親はそれに合わせて昼夜問わず
赤ちゃんのために活動しなくてはいけません。
1人目の時こそ、よく眠ってくれた日には大喜びで、ともに横でお昼寝したものですが
頻回授乳が板についた2人目以降(とくに3人目)はそれは悩ましいものでした。
長く寝かせておくと赤ちゃんが脱水になってしまう?
あまり授乳間隔が空くと母乳生産に良くないのでは?
1日中、寝ているけど何か病気?
色々なことを考えてしまいますよね。
1つずつ見ていきましょう。
よく眠る赤ちゃんは病気?授乳はどうするべきか?

3人目を生んだ産院が、出産当日から母子同室で、「まだ生まれたばかりだから大丈夫でしょ~」と 余裕で構えていたらそれはそれはよく泣くこと!当日夜からよく泣いてくれました。
産院であまりにも寝てくれなくて産後のフラフラの体で
「すみませーん。全然泣き止みませーん。」と何度もナースコールを押したら
不憫に思ってくれたのか、赤ちゃんを預かってくれたり‥となんとも3人目育児のスタートは前途多難なかんじでした(汗)
恐る恐る自宅へ帰って来て、5人家族生活が始まりました。
ドキドキ‥泣くのか?さあいつ泣くのか!?
朝起きて、主人と上の二人を幼稚園に送り出し、一通り家事を済ませて
「さあ少し体を休めようか。‥ってあれ?そういえば明け方から泣いてないな。
今日は眠い日なのかな?ま~そんな日もあるか。」 と思い横になりました。
しかしそれから待てど暮せど泣くことはなく、そんな日が1か月健診の日くらいまで続きました。
上の子達が大きな物音を立てて遊んでいても‥です。
義母が遊びに来ても「あれ~女の子は静かだね~。みいちゃん(1人目)もこんなに静かだったかね?」
主人が帰って来ても「全然泣かないね。泣いたの見たのいつだろう?」
こんな感じでした。さすがに心配になり、毎日のようにスマホで「赤ちゃん よく眠る 病気」などと調べて1人でノイローゼのようになっていました。
実際に調べてみると、赤ちゃんがよく眠るのは病気の症状の一つだったりすることもあるそうですが一度 助産師さんに聞いてみることにしました。
すると‥
眠ることが赤ちゃんの仕事ですよ。だから心配しなくても大丈夫。
そんな時はラッキーと思ってお母さんの産後の体力回復に努めてね。」
3人目の育児なのになんだか目からウロコでした。
それから少し悩んだものの、寝ている状態でそうっと抱き上げて母乳をあげてみることにしました。
寝ている赤ちゃんが母乳飲むの?と思われそうですが、唇にそうっとおっぱいを近づけるとぱくっとくわえ飲み始めました。
この行動は”吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)”と言い(哺乳反射とも言う)、口に入ってきたものを自分の意志とは関係なく強く吸う
生まれながらに赤ちゃんに備わっている原始反射の一つだそうです。
さすがに深く眠っているときは少し飲むと力尽きていきましたが、私が起きているときは赤ちゃんの哺乳練習もかねてこまめに飲ませていました。
3人目きいちゃんはよくゲップが出たので、寝たまま授乳しても大丈夫でしたが、一番ラクなやり方は赤ちゃんが寝ているベッドの枕元に授乳クッションを置き(普通のマクラでも良い)、その上にフェイスタオルを敷き授乳したらそこに寝かせる。
いわゆる赤ちゃんの頭を高くしました。そうするとゲップが出ていなくても吐き戻すことはなくまた寝かせることができます。
そして夜は、ほうっておくとやはり4~5時間は授乳時間が空いてしまうので、人間の睡眠リズムの区切りである3時間で目覚ましをかけ、起きては授乳していました。
そうして2866グラムの体重が1か月健診を受診する頃には1274グラム増加の4140グラムまで増えました。
結局ゆーちゃんは1か月健診を過ぎる頃に、何をきっかけにか急にモンスターになり、よく泣く赤ちゃんに変身しました。
よく眠る赤ちゃんは様子を見つつ、あまりに起きない場合はお母さんの判断で母乳をあげても良いと思います。
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