現在、小4娘の上あごの埋伏歯治療のために、急速拡大装置を着けています。
急速拡大装置を着けるのは平気でしたが
次回健診日までの21日間で色んなことが起こり、
大変な日々を送ることになりました。
21日間のあいだでどれくらいアゴが拡がったのか、
装置に慣れるまでの様子について記録していこうと思います。
目次
急速拡大装置を着けた当日、泣いてご飯が食べれず
型取りを行った翌日、小学校が終わってから夕方に歯科医院へ行きました。
到着すると、ばっちり装置が出来上がっており、
最終歯のクリーニングの仕上げをして、
試しに装置を入れてみることに。
すると、前日に輪っかをかける箇所の
乳歯の奥歯4本を少しだけ削ってあったので、
装着時にはまったく痛みが無かったようです。
娘はおよそ2年ほど床矯正治療の経験があったので、
急速拡大装置を口の中に入れることの抵抗はなかったようで良かったです。
急速拡大装置を着けると大暴れする子もいると聞いていたので、
本当にそこは良かったです。
まずは口のなかで慣らすために、
急速拡大装置をセメントでくっつけない状態で
歯に装着して数十分ほど過ごします。
その間、私たちは毎日行うトレーニングの内容を
歯科衛生士さんからお聞きしました。
そのトレーニングが意外と多くてまず
覚えきれるか心配になりましたが、
噛む力を付けるため、筋力アップをはかるために
欠かせないので頑張ってやるしかないです!
そして娘が慣れてきたところで、ついに急速拡大装置と歯を接着します。
とくに問題なく帰宅して、夕飯を並べて家族で食卓を囲みました。
その日の夕飯の献立は‥
・冷ややっこ
・ご飯
・味噌汁
歯医者さんでは、
「今日の夕飯は、うどんか雑炊にでもしてあげて下さい。」
と言われていましたが、もうすでに夕飯を作ってあったためこのメニューです。
そして娘が、中華炒めを一口くちに含むと‥
急に深刻な顔つきになり、首を傾げながら口をロバのようにモゴモゴしています。
ずっと口のなかでもちゃもちゃしていて、ちっともおかずが飲み込めません‥。
「どう?ご飯食べれる?」
そう娘に聞いても、暗い表情で下を向いています。
「もうちょっと食べろ。」
夫が娘に声をかけたら、娘がワーンと泣き出してしまいました。
口に急速拡大装置を着けるのは問題がなかったのですが、
上あごにしっかり引っ付いた装置は食事中には違和感でしかありませんでした。
娘はもともと小食な方ではありましたが、
ようやく小3くらいから食事の量も増え始めてきて
うれしく見守っていました。
しかし、また食べれなくなり‥。
結局どうにかなだめながら、冷ややっこを1/3ほど食べて
当日の晩の食事を終えました。
思いのほかご飯が食べれず大苦戦です。
あまりネガティブな気分になってはいけないけど、この先が少し心配。
ご飯が食べれず貧血になる
それから朝ごはんは、軽めなメニューに切り替えて、様子を見ています。
・鮭フレーク+ご飯
・たまごがけご飯+味海苔‥
パンのような乾いたものは、始めのうちは食べづらいと聞いていたので避けていました。
しかし、これだけのメニューでも完食できず、2~3口ほど食べて学校へ行くという日々。
その日は娘に、歯医者さんでもらった小学校の先生に渡すお手紙を連絡帳に挟んで持たせました。
そのお手紙の内容はざっくりこんな感じです。
・国語の音読のときは、滑舌良く読めないことがある。
さすがに手紙を渡すと先生も引いてしまうかな…
とも思いましたが、
娘のクラスでは「給食を全員完食してポイントを貯める」
といった取り組みを行っていたので、
念のため連絡しておきました。
そのおかげもあり、
給食の時間に先生が「辛かったら残しても良いからね。」
と声をかけて下さったそうです。
先生に知っておいてもらえることで、本人も安心できたようで良かったです。
しかし、やはりお給食もほとんど食べれず
1/3ほど食べたくらいで時間切れになってしまったようでした。
お給食を食べるのが遅い子は昼休みを使って食べますが、
それもチャイムが鳴る5分前まで食べていたそうです。
そんなかんじで、ほとんど食事がとれません‥。
しかし、帰宅するとおやつのスナックは少し食べる気になれるので
ゆっくりちょっとずつ食べていました。
3日後の夕方、娘が帰宅すると
顔が唇が白くなっているのに気が付きました。
聞いてみると、
今日は授業中に気分が悪くなり、
ずっと机に伏せていたそうで、
休み時間に友達が保健室に連れて行ってあげようかと聞いてくれましたが、
なんとか耐えていたそうです。
立ち上がると、視界が真っ白になって立ちくらみがしていたと言います。
食事が摂れないので、貧血になっていたんですね‥。
小学校から自宅までは歩いて50分ほど距離があるので、
帰ってくるのも大変でしたが、どうにか休みやすみ帰ったそうです。
どうにか栄養を取って欲しいな‥と思い、
ウイダーインゼリーを買ってきましたが、
まったく食べる気にならないそうです。
正直言って心配しかありません‥。
急速拡大装置は、
もっと小さい年齢の子もやると聞いていますが、
みんなどんなかんじで進めていったんだろう?
ご飯っていつ食べれるようになったのかな?
ちゃんと前に食べていた量まで食べれるようになるものかな?
色んな疑問が浮かびます。
3日目から鼻血が出始める
装置を入れて3日目には、鼻血が出始めました。
歯科医院から、鼻血が出たら日にちと回数を記録しておいて欲しい
と言われていたので詳細をメモしておきました。
急激に上アゴの骨を拡げるので、その影響で鼻の粘膜も刺激を受けるんだそうです。
鼻血が出るのは正常なことなので何も気にしなくて良いとのこと。
21日目健診までに鼻血が出た日は、
3日目、4日目、10日目の3日間でした。
もしかしたら、近頃急激に外が暑くなっているから、外気温も影響しているんじゃないかな。
疲れてる?口内炎ができる
季節の変わり目、新しいことを始めている、栄養が摂れていない、疲れが出ている。
このあたりが原因だと思いますが、9日目に口内炎ができました。
ここのところ朝は肌寒くて、日中は驚くほど暑いんです。
体がいろんな変化についていけていないのかなと思います。
そこで以前に歯医者さんでもらった、口内炎や舌の炎症に塗る軟膏をぬりました。
すると3日ほどで治っていきました。
16日目に友達に「前歯抜けたの?」と聞かれた
ある日、小学校の同じクラスの友達に「前歯抜けたの?」と聞かれたそうです。
装置を着けてたった16日目にして、
周りから見ても分かるくらい前歯の間隔が拡がって来ています。
これは大きな成果です!
本人はおもしろがって、「歯のすき間からラーメン食べれるよ(笑)」と
笑って見せてくれます。
それに伴って、すでに生えていた上の右前歯の永久歯が、
少しいがんだ向きになってきた気がします。
こういうものなのかな?
次回の健診時に先生に質問することにします。
鼻呼吸トレーニングがしみる
毎日のトレーニングで鼻呼吸トレーニングがあります。
急速拡大装置を入れることで骨格が拡大され、
鼻呼吸がしやすくなりますが、
口呼吸だった子はいきなり鼻呼吸はできないので、
正しく鼻呼吸できるように練習するためのトレーニングです。
鼻から吸って、口から息を長く吐く
これを6回以上やるんですが、鼻から吸うときに
異常に痛がり、鼻がしみる。と言って泣き出します。
鼻から吸うときに「口を閉じて~」を声をかけますが、口が開いてします。
他のトレーニングはわりとうまくやれているのですが、
これだけは息を吸うときに痛がり、咳込んで滞ってしまいます。
私の声かけが下手くそなのか‥?
トレーニングの件も、次回の健診時に相談してみます。
18日目には、食事が少し食べれるようになってきた
装置に慣れるのに相当苦労しましたが、
18日目にしてようやく食事が食べれるようになってきました。
本人流の飲み込み方を編み出したようで、ちょっとは食べれています。
娘いわく、噛んだ食べ物を舌で装置に押し付けて飲み込むとわりと飲み込みやすいのだとか。
しかし、苦手な物があり、
・麺類
・ほうれん草、小松菜のような繊維質のもの
・わかめ
・玉ねぎ
・きのこ類
・お肉
このあたりは飲み込むのが難しいそうです。
そのため今まで好きだった味噌汁はほとんど食べれなくなり、
野菜炒めなんかも時間がかかります。
そして大好きだった、えのきが飲み込めなくなり、
2、3歳の子のように噛んだあとにベエっと吐き出してしまいます‥。
これもいずれ慣れてくるのか、
装置を着けている間は難しいのか気になるところです。
夜ご飯を食べ終わるのに、1時間半~2時間ほどかかっています。
(途中で食事の量を減らすときもある)
以前は20~30分ほどで完食できていたんですが。
成長期にさしかかる頃なので、親としてももどかしい気分です。
以上が、急速拡大装置を装着して~21日目までの記録でした。
次は健診に行ったときの様子を記録します。
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