単刀直入に授乳中の食事で母乳の出は左右されるのでしょうか?
答えは、ずばりYesです。
妊娠中は”自分が食べた物の成分=赤ちゃん”と思っていましたので、ある程度は気を付けていました。
(妊娠中は適量ならともかく、お魚の水銀だとか、うなぎのビタミンAだとか色々気を付けないといけない食品がありましたよね。)
さすがに生んでしまえばもう大丈夫♪と思って、そんなに食事の内容は気にしていませんでしたが、1人目みいちゃんのときにそれを考えさせられるきっかけがありました。
あれはたしか、みいちゃんが生後2か月の頃だったと思います。
あの時に、夜にみいちゃんが泣かずに眠り込んでしまう時があり、搾乳して寝ることが度々ありました。
座って搾乳していて、搾乳カップを外すときにポタポタっと母乳をこぼしてしまいました。
あれ、もったいないですよね‥。
そうした時に、母乳が手につき、どんな味なんだろう?ふと気になり、なめてみました。
すると‥
「うっ‥しょっぱ!」
え!?母乳がなんでこんな味してるの?かなり驚きました。
当時の私には何がなんだか分からず、母乳はこういう味?と考えてみたり、自分の中でどうにか咀嚼しようとしていました。
でも明らかにおかしく、後日色々と調べてみたら、どうやら自分の食事が原因であることが分かりました。
【母乳育児】がおすすめされている理由とは?でも、書いていますが、赤ちゃんにとって母乳は成長するためにとても大事な栄養素です。
では、どのような食事が母乳の出や質を良くするのでしょうか?
1つずつ見ていきます。
目次
母乳の出が良くなる食べ物は本当に存在するのか?
生活に取り入れやすい身近な食材
授乳中、とくに意識して食べた方が良い物は白米です。
私自身、子どものときから白米が好きでモリモリ食べてきたので、何ひとつ変わりなしだったのですが、授乳中はごはんを2膳食べると良いとされています。
ごはんは炭水化物で、手っ取り早く体内のエネルギーになってくれます。
3人目きいちゃんを生んだ助産院はバースプランを聞いてくれるところだったので、書きました。
”出産したらご飯を大盛り食べたい”
と。出産した次の日の食事からご飯がどんぶりでよそわれてきました。(笑)
妊娠後期から体重が増えすぎて、ご飯が1膳まで。となってしまっていたので、反動です(笑)
たくさん食べているのにとても不思議です。授乳しているとまたすぐお腹がすくんです。
なんだか安定期に入った妊婦さん状態でした。
おかずはヘルシーで普通の量でしたが、たくさんご飯を食べていたおかげか、入院中わりと早めから母乳がたくさん出ました。
他には、根菜類(じゃがいも、大根、ごぼう、にんじん、里芋、芋など)が良いとされていて、やはり体を温める食材が良いことが分かります。
逆に夏野菜(なす、きゅうり、かぼちゃ、トマトなど)は体を冷やすとされているので、そこまで神経質にならなくても良いと思いますが、頭の片すみに入れておくと良いかもしれません。
助産院で指導されたのは、味噌汁やお吸い物に、これらの野菜をたっぷり入れ(これだけのために野菜を買うのももったいないので、おかずの余り野菜で~という感覚で良いと思います)、野菜でぎちぎちでお玉が動かないくらいのかんじで作ると良いと言われました。
毎日同じようになると飽きてしまうので、豚汁、ポトフ、ミネストローネなど味付けを変えて食べていました。
産後のお母さんの体の回復のためにも、たくさん栄養を付けて下さい。
水分は一日2L摂取を目標に
すごい量に感じますが、食事から摂れる水分もあるので、水分補給を意識していれば大丈夫だと思います。
私の場合、授乳後に200mlのコップ一杯、常温のお茶(冬はホット)を飲んでいました。
麦茶、ほうじ茶、ルイボスティー、ごぼう茶(ちょっとクセがある)などを飲み、たまに気分を変えて黒豆茶(良い香り♪)や、しょうが湯を飲んだり。
カフェインが気になり、緑茶はあまり飲んでいませんでした。
後日、また書きますが、1人目みいちゃんの生後5か月目頃からは、たんぽぽ茶を頻繁に飲んでいました。
これがとても効果ありで、母乳の出が悪くなったときに藁にもすがる思いで飲み始めて、毎日飲んで、みるみる母乳の出が良くなったので、
そのまま習慣化しました。
たんぽぽ茶は本当にすごいですよ!3人母乳育児して、声を大にしておすすめします。
母乳の出が良くなるし、母乳が止まりかけている場合 また復活します。
ただ、お茶を飲むのがニガテなお母さんだっていますよね。そんなお母さんの気持ち分かります。
私も母乳育児を始めるまで、お茶を飲むのがニガテだったので(もともと飲まない)。
どうしてもつらいときは、おやつのときに一緒に頑張って飲んだりしていました。
授乳期間はこの先長いので、あまり気負いせずやっていきたいものです。
母乳の出に悪い食べ物とは?
甘い物は要注意!赤ちゃんが母乳を飲まなくなる
ケーキ、チョコレート、クッキー、カステラなど‥
スーパーに買い出しに行くと甘い誘惑たくさんあります。
もう血眼になってガマンして帰ってくるのですが(笑)、たまには食べたいですよね。
これらの極端に甘い食べ物たちは母乳の質を悪くするため、赤ちゃんが急に飲まなくなることがあります。
1人目みいちゃんのときに7か月のときに急に哺乳ストライキになり、今まで普通に母乳を飲んでいたのが飲まなくなり、私はわけが分からず泣いて悩んだことを覚えています。
それの原因の一つだったと考えているのですが、赤ちゃんは徐々に味覚が発達してきます。
そのときに急に飲まなくなったりします。
なので、甘い物は断つ必要はないと思いますが、食べる回数を減らすように意識できると良いです。
なぜ肉はダメと言われるのか?
お肉は動物性たんぱく質です。高たんぱくで栄養価が高いですが、脂質やコレステロールで血液が汚れてドロドロになりやすいです。
やはりこれも母乳の質が低下するという考え方です。
一番、深刻になるべきなのが、脂質の摂り過ぎで、乳管が詰まって乳腺炎になることです。
授乳間隔が空きすぎたり、脂っこい食事を摂っていたり、人によってはお餅を食べることでも乳腺炎になる場合もあります。
乳腺炎、なるときはかんたんになってしまいます‥。
なるのは簡単なのに、治すのが大変です。痛いです‥。
私も1人目みいちゃんの時に乳腺炎になり、産院に行きました。
詰まりをとる処置がつらかったです。
それを思うとお母さんの食事はとても大事なことに気が付きます。
魚の摂取はどうするべきか?
DHAやEPAなどの栄養素が豊富で、赤ちゃんの脳や神経の発達にとても重要なお魚ですが、どう摂取すべきでしょうか?
というのも、お魚を食べると母乳の出の良し悪しには関係ありませんが、母乳が生臭く感じる場合があります。
私もたまに、母乳パッドがなんだかにおうことがありました。(汗をかく時期なんかとくに。服からにおっているのかと思っていましたが、そんなわけありませんよね‥。)
よく考えると魚食べたときでした。
私がとくにそう感じたのは刺身を食べたときが多かったように感じました。
食べた物で母乳のにおいが変化したりするなんて人体はとても不思議ですよね。
一番良いのは脂肪分が少ない淡白な白身魚を食べることかもしれませんが、赤身魚には鉄分が多く貧血予防にもなるので悩むところです。
青魚は鉄分だけでなく、DHAやタウリンなどといった栄養素が豊富なので血中の悪玉コレステロールを減少させることでも有名です。
○白身魚‥ヒラメ、アナゴ、タイ、サケ、マス、スズキ、フグ、キスなど
○赤身魚‥マグロ、キハダ、サンマ、カツオ、サワラなど
○青魚‥アジ、イワシ、サバ、(マグロ、サンマも含まれる)など
水銀の問題もあるので、マグロ、キハダの過剰摂取には注意が必要です。赤ちゃんは水銀を排出する力が弱いため危険な場合があります。
ですが、とても優れた栄養素なのでバランスを考えながら取り入れたいものです。
まとめ
母乳のこと、お母さんの体のことを考えてもやはりバランス良く食事をとることが大切です。
母乳の出が悪いと感じるとき、たんぽぽ茶やおもちを取り入れたりしても良いし、日々お母さんのストレスにならないように食生活を送ることが一番重要だと思います。
でもやはり母乳育児の基本は頻回授乳だと思いますので、そこも意識したいところです。
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