母乳育児中の【乳頭混乱】はいつ治る?乳首を受け付けないときの対処法

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乳頭混乱とは
赤ちゃんがほ乳瓶でのミルクは飲むのに、
お母さんの母乳は飲んでくれなくなることです。

おっぱいを嫌がってしまって全力で拒否したり、
ほ乳瓶での飲み方を覚えてしまっているので、
おっぱいを飲むときに、
乳首にうまく舌が巻き付けれず「キュコキュコ」と変な音がしたり。

 

育児をしていく中で、一度は経験するのではないでしょうか?

 

授乳時に乳首を嫌がられると
お母さんは自分自身を拒否されたような気分になり、
落ち込んでしまいますよね。

本当は赤ちゃんは、”ほ乳瓶の方がラクに飲めて良い ”
と言いたいだけだと思いますが、
深刻になってしまうのも無理はないです^^;

 

私は育児中はほとんどほ乳瓶を使っていませんでしたが、
2人目けいくんのときに2度乳頭混乱になって
悩んだことがありました。

きっかけはとても些細なことだったのですが、
けっこう簡単に乳頭混乱になってしまったのを覚えています。

それなのに元の飲める状態に戻すのはとても大変です。

 

そこで今日は、乳頭混乱についてまとめてみました。

 

なぜ乳頭混乱になるのか?

混合育児の場合、ほ乳瓶の使用に要注意

 

母乳育児が軌道にのるまで、ミルクも使って
母乳と半々で授乳するというお母さんも多いと思います。

 

新生児期の赤ちゃんは
まだおっぱいの飲み方がへたっぴなので、

飲むのに力がいらなくてラクに飲める
ほ乳瓶を使ってしまうと、

いざおっぱいをあげるときに赤ちゃん自身が
混乱を起こしてしまいます。

 

・ほ乳瓶の乳首=比較的ラクに飲める。
・ママのおっぱい=飲むのに力がいる。疲れる。

悲しいですが、こんなイメージが付いてしまっているんですよね。

 

ママのおっぱいを飲むとき、
赤ちゃんはお口の中の上あごのくぼみに乳頭を固定させ、
舌でしごいて飲みますが、これかなり力がいるようです。

 

1人目みいちゃんがとくにそうだったのですが、
生後間もない頃に授乳をすると
途中で力尽きでしまうので悩んでいました。

(体重が増えてくるとスタミナも付いてくるので、自然とグイグイ飲めるようになるので心配はいりません。)

それくらいおっぱいを飲むのは赤ちゃんにとって大仕事になります。

 

そのため、ほ乳瓶の使い方には注意が必要です。

 

おしゃぶりの使用でも乳頭混乱になる

 

1人目みいちゃんのとき、
新生児のうちの数日間ほどおしゃぶりを使っていました。

しかし、おしゃぶりをくわえさせても
少しするとすぐ泣き出してしまい、
そう効果が感じられなかったのでやめました。

 

2人目けいくんのときは
あれは2か月に入ってすぐくらいの時期に、
パパが寝かしつけをしてくれていました。

お部屋などの環境を整えて、
何度か授乳しても泣き止まず、
私たちは完全にお手上げ状態でした。

 

けいくんはパパに任せ
私が残った家事をしに寝室を離れたときでした。

少しして急にけいくんがぴたりと泣き止み

「あれ?泣き疲れて力尽きたのかな?」と思い、

あとでそうっと様子を見に行くと、
なんとパパがけいくんにおしゃぶりをくわえさせていました。

「あら!寝てる!けいくんには、おしゃぶり効くんだな。」
と、のん気なことを思っていました。

 

次の日になり、朝授乳すると‥
けいくんが乳首をくわえて
「キュコキュコ」音を鳴らしながらおっぱいを飲んでいます。

「えっ!!?」

次の授乳も変な音を立てながら飲み、うまく飲めていない様子でした。

その時に、おしゃぶりの使用でけいくんが
乳頭混乱になってしまったことに気が付きました。

たった1回の使用だったにも関わらず‥です。

 

そのとき、すでに頻回授乳が板に付いていて
けいくんの体重も順調に増えていて、
乳頭混乱になったことが悔しくてしようがありませんでした。

その子にもよると思いますが、
おしゃぶりの使用は乳頭混乱をまねく場合もあるので注意が必要です。

 

乳頭混乱になったときの対処法

授乳を根気強くやる

 

まだおっぱいを飲み始めたばかりの赤ちゃんは慣れが必要です。

とくに生まれたての時期は赤ちゃんの口も小さく、
飲む力も弱く授乳に時間がかかります。

まだ赤ちゃん自身もコツをつかめていない場合も多いです。

 

そのためまず赤ちゃんを抱いて、
お口をちょんちょんと指でつついて開けてもらい、
お母さんの乳首を深くまでくわえさせます。

(乳首のくわえが浅いと、乳首が切れたり乳頭トラブルを起こしやすくなってしまいます。)

そして根気強く、おっぱいの乳首を覚えてもらいます。

 

混合育児の場合は基本中の基本ですが、
先におっぱいをなるべく長く吸ってもらい、
吸うのが大変な乳首の方を覚えてもらうように意識します。

最初のうちは大変でも
毎日頻回に授乳しているうちにお互い慣れてきますし、
焦らず根気強く練習を続けていけば
赤ちゃんもお母さんの乳首を思い出してくれます。

 

最初のうちはおっぱいが張っていて、
乳首が硬くなっていて赤ちゃんが飲みづらい場合もあるので、

授乳前に乳首をつまみ、先搾りをしておいて
乳首をやわらかくしてから授乳すると
赤ちゃんも吸いやすくなります。
新生児期の【母乳】の悩み~乳首が痛い~にも書いています。)

 

どうしてもお母さんの乳首を嫌がる場合は
ほ乳瓶の乳首に少しでも感触が近い、
乳頭保護器を使って授乳するという方法もあります。
(まったく別物ですが)

乳頭保護器は
薄いシリコンのフィルム(ゴム)のようなもので、
乳首に被せて使います。

それで乳頭保護器での授乳に慣れてきたら
少しずつ使用頻度を減らして
直母(直接母乳)に切り替えていきます。

 

慌てずにじっくり練習するようにして下さい。

 

飲むのが大変なほ乳瓶を使ってみる

 

それでもどうしても直母が大変という場合、
吸うのが大変なほ乳瓶に切り替えてみるのもひとつです。

 

先ほどの見出しでもお話したとおり、

こーちゃんがおしゃぶりで乳頭混乱になったときに
乳頭混乱の練習に使えるというピジョンが発売している
”母乳相談室”というほ乳瓶を使いました。

 

 

 

このほ乳瓶は乳房マッサージで有名な
桶谷式母乳相談室で開発されたほ乳瓶で、

扁平乳首や陥没乳首などの乳頭トラブルなどで
直接母乳があげれない場合にも使われているものです。

 

ほ乳瓶はあまり使ったことがなかったので、
少し戸惑いましたが、そうも言ってられないと思い、
ためしに使ってみました。

私のときはベビー用品店でも購入できましたが、
今は店頭では置いておらずネットでの購入になるそうです。

使用の際に少々コツがいるからかもしれません。

 

このほ乳瓶を使った感想ですが、
普通のほ乳瓶より乳首が硬い印象を受けました。

乳首の先に小さい穴が開いていますが、
ほ乳瓶を逆さまにしても中の液体がこぼれません。

吸うのにとても力がいるようです。

 

けいくんに使ってみたところ
やはりそう簡単に出てこないのか
飲むのに時間がかかり、

しぼった30MLの母乳を飲むのに20分かかりました。

 

これを使ってみて、深く乳首をくわえる練習にもなったと思います。

 

けいくんの場合ですが、これを使い始めてから
4日後にはまた直母で飲めるようになり、
不思議とキュコキュコ音もなくなりました。

どうしようもないときは試してみる価値があると思います。

 

まとめ

 

乳頭混乱は赤ちゃんが飲み方が分からなくなっている状態です。

そんなときはお母さん自身があせることなく、
おだやかな気持ちで、赤ちゃんとともに
直母の練習にのぞんで欲しいと思います。

乳頭混乱は一時のことである場合が多いように思います。

 

実際に私もまた再び直母で
母乳育児ができるようになりましたので大丈夫です。

あきらめないで続けて下さい!